講師紹介

古山 和男(ふるやま かずお) プロフィール

リコーダー演奏家、バロック、ルネサンスの音楽と舞踏の研究家。岐阜県恵那市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。

17歳の時、サンマルティーニの「リコーダー協奏曲」をオーケストラと共演(日本初演)して以来、50年にわたり活動を続けている。

楽器の設計監修も行い、手の不自由な人それぞれに合わせて製作したリコーダーは2000を超える。

39年前の結成当初より指導しているリコーダー合奏団「東京ブロックフレーテンコーア」は、2018年12月に37回目の演奏会を迎える。

「ハミングバード・リコ」結成のきっかけとなった、調布市婦人会館主催「リコーダー初心者講座(1984年)」から現在まで、「ハミングバード・リコ」を32年間指導し続けている。

演奏だけでなく、音楽と舞踏、とくにその社会的な意味と価値、文学や政治との関係について関心を持ち、研究教育活動を続けており、

2010年には、ベートーヴェンが「不滅の恋人よ」と呼びかける三通の手紙に関するミステリーを解いた『秘密諜報員ベートーヴェン』(新潮新書)を発売。

2013年には、映画「ローマの休日」の王女が誰であるかを明らかにした論文「ジョルジュ・オーリックの音楽による 映画<ローマ人の休日>における『皇帝ティトゥスの慈悲』」(国立音楽大学研究紀要)、2014年には、論文「『ラ・ボエーム』のミミとは何者か:エリジウムの音楽の系譜」(国立音楽大学研究紀要)を発表した。

2014年6月21日(土) 笙、リコーダー、ピアノのコラボコンサート「遼か遥かな古今東西 笙、リコーダー、ピアノ」、2016年9月17日(土) リコーダーと通奏低音によるバロックの音楽「古山 和男 リサイタル」、2017年5月5日 瀬野大輔 書作展「言志四録の気韻」同時開催「レクチャーコンサート 佐藤一斎の楽(がく) 佐藤一斎の音楽思想について」、2017年9月16日(土)第4回特別公開講座 いわむら一斎塾「佐藤一斎と夏目漱石~漱石生誕150年に因んで~」、

2018年5月20日(日)古山和男 リコーダー・リサイタル2018「リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバによるバロック音楽」など、コンサートや講演活動を活発におこないながら、

絵本や紙芝居に合わせてリコーダー演奏をする、音楽のある絵本読み聞かせ(読み語り)も、各地でおこなっている。

<2018年10月記>


2017年10月24日発売の著書『明治の御世の「坊っちやん」』(春秋社)に関連して、

ソウセキ・コード (『明治の御世の「坊っちやん」』 付論 古山和男)を連載。<2019年5月13日 追記>

第1回 夏目漱石の暗号

https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/831

第2回 数字に託された真意

https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/1215

第3回 二重の含意(ダブルミーニング)の仕掛け

https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/1294

第4回 本歌取りの手法

https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/1427

第5回 手がかりは不自然と不整合にあり

https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/1515

第6回 書かずに伝える詭計(トリック)

https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/1669

第7回 本音が聞こえるトボケ

https://haruaki.shunjusha.co.jp/posts/1800

※春秋社のwebマガジン「web春秋 はるとあき」

 ソウセキ・コード / 古山和男


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古山和男著『明治の御世の「坊っちやん」』について、”宮崎駿 氏が、半藤一利 氏との対談で、熱く語っています。対談の様子は、下記の雑誌をご覧ください。↓

スタジオジブリ出版部発行の、小冊子『熱風』2018年10月号 に下記の記事が掲載されています。

→ 特別収録「【対談】半藤一利×宮崎駿 「『明治の御世の「坊っちやん」』をめぐって。」

http://www.ghibli.jp/shuppan/np/012916/

☆2024.3.26 追記  NEW

夏目漱石に関する、古山和男先生の新著、

2024年4月11日に発売!

帝京新書 『ミステリー作家漱石の謎を解く 百年計画で斃すべき敵の正体』

古山和男(著/文)

発行:帝京大学出版会

新書判 235ページ

販売価格 1,000円(税込)

新潮新書『秘密諜報員ベートーヴェン』も、好評発売中です。 ↓

古山和男/著・814円(税込)・発売日:2010/05/17・電子書籍あり

☆ベートーヴェン(ベートーベン)の、「不滅の恋人への手紙」は楽聖の暗号メッセージだった!☆

https://www.shinchosha.co.jp/book/610366/